ふるさと納税って、節税できて、地方の特産品ももらえてなんだかお得な制度って言われてるけど、じゃあ実際どうやったら良いの？っていう疑問もたくさん。
「納税」って聞くだけで、なんだかお堅いイメージがあって手続きとか面倒くさいと思われがちですが、やってみるととっても簡単です。
特に2015年度からはふるさと納税の制度が一部改正されたので、条件付きではありますが・・・ますます簡単に手続きができるようになりました。
今日は、そんなふるさと納税のやり方についてご紹介していきます。
１、ふるさと納税のやり方
寄附する自治体を選ぶ
まずは、自分の限度額の目安を確認してから、どこの地方自治体に寄附をするか決めます。
ただ単にその地方自治体が好きだから、応援したいからで決めるのも良し。
お礼の品である特産品が目当ての自治体があるからでも良し。
現在、全国の自治体（都道府県と市区町村を合わせて）は、1800弱ほどあり、約半数の自治体では寄附の額に応じたお礼の品を無料で送っていますが、約半数の自治体は返礼していません。
「応援するという寄附本来の趣旨からかけ離れたくない」との自治体側の声もあります。
ふるさと納税でお礼の品をもらいたい場合は、特典などを必ずチェックしてから申し込むようにして下さい。
２、寄附の申し込みをする
ほとんどの自治体では、ホームページから申し込むことができます。
詳しい申請の仕方はホームページに詳細が記載されていますので、その通りに進めていくだけでＯＫ。
何も難しいことはなく、申し込みフォームに必要事項を入力して送信すれば終了です！
パソコンを持っていない場合やネットで個人情報を入力するのはイヤという人は、FAXや電話で申し込むこともできます。
FAXは申請用紙をダウンロードして必要事項を記入して送信、電話は申請用紙を自宅に郵送してもらって必要事項を記入し終えたら返送するというかたちになります。
寄附の申し込みをする時に気をつけたいのが、必ず納税者の名前を書くこと。
専業主婦や子どもなど、扶養家族の名前ではダメ。夫の名前で申し込むことを忘れないで下さい。
そもそもふるさと納税は、税金を納めている人が寄附をしたときに、税金が安くなる仕組みなので、もし、税金を納めていない妻や子どもなどの名前で申し込みをしてしまうと、税額控除が受けられなくなってしまうのでくれぐれも注意しましょう。
申請用紙には、欲しい特産品を書く欄、寄附の目的を指定する項目もあるので、忘れずに書きましょう。
３、寄附（入金）する
寄附金の入金方法は、銀行振込みや現金書留などいくつか選択することができますが、振込み手数料は自己負担になります。
ただし、自治体が指定する金融機関の納付書で窓口の振込みなら手数料が無料になるので、なるべく自己負担が少ない入金方法にしたいですよね。
最近では、クレジットカード払いができるところも多く、手数料も無料だし、クレジットカードの種類によってはポイントもたまるので、利用者が増加しています。
４、お礼状と特産品が届く
入金後、約１か月ほどでお礼状と特産品が届きます。
季節限定の特産品だと入金後でも数カ月たってから届くので、申し込む際に事前にチェックしておきましょう。
５、寄附証明書を保管しておく
特産品が送られてきた時に、「寄附証明書」が一緒に入っているので、きちんと保管しておきましょう。寄附証明書は別で郵送されてくる自治体もあります。
「寄附金受領書」や「寄附金受領証明書」など呼ばれ方はいろいろあるようです。
この寄附証明書は、確定申告時に必要で、提出しなければいけない大事な書類です。
「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用するから確定申告しないという人も、予定していたよりまだ寄附できる金額の枠があって６団体めにふるさと納税するということになった時は、確定申告が必要になります。
念の為、１年間は寄附証明書を保管しておきましょう。
６、確定申告をする
2015年から始まった「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を受けられる対象の方以外は、これまで通り確定申告が必要になります。
７、税金が安くなる
所得税の一部が還付され、次年度からの住民税が減額されます。
以上、ここまでの流れがふるさと納税のやり方になります。
