2015年度ふるさと納税の受付が4月1日から開始されましたが、2015年ふるさと納税制度が改正され、限度額が2倍になり、ワンストップ特例制度が始まったこともあり、人気の特産品はすでに受付が終了しているなど、まさに「ふるさと納税特産品争奪戦」が過熱してます!
やっぱり2015年も引き続き人気の特産品は、「お米」のようですが、お米ならどこの自治体も人気なのかといったらそうではなくて、還元率の高い自治体のお米が圧倒的人気!!
そりゃそうですよね、同じ10,000円を寄附するならば、味より量?たくさんもらえる方が得した気分になりますもんね。
それでは、2015年還元率が高いお米のランキングを発表します。
長野県阿南町
還元率が高いお米で必ずランキング1位になるのが、長野県阿南町のお米。
人気すぎて電話がつながらないほどで、すぐに受付終了となってしまいます。
10,000円の寄附で20kgのお米か、30,000円の寄附で60kgのお米がもらえます。
お米20kgで7,000円相当なので、実質2,000円の自己負担分を引いたら5,000円も得をしちゃうというワケ。
お米の種類は、コシヒカリ、あきたこまち、天竜乙女等のブレンド米「あなんの誉」。
実際に「あなんの誉」を食べた人からは美味しい!と、お味も評判が良いそう。
収穫後の新米を届けてくれるので、発送は10月からで、自分が希望する月に10kg単位から欲しい量を送ってもらえます。
届け先の指定もでき、寄付者本人を含めて3か所まで可能。
そこまで還元率が高かったら農家は赤字じゃないの?
10,000円の寄附で7,000円相当のお米ということは、単純に計算して10,000円-7,000円=3,000円が利益になりますが、お米20kgになると送料も高くつくので、人件費も考えると市にとってはほぼ利益なし。
なんでそこまでして太っ腹なの?と思ってしまうのですが、ふるさと納税のお礼の品をお米にしているのは、「もともと農業支援を目的としているから」なんだそうです。
寄附金10,000円がお米の代金分としてまるまる農家にいけばそれでいいという考えなのです。
実際、休耕しようと思っていた農家がこのふるさと納税の人気を受けて、今後もお米を作っていこうという気になったという例もたくさんあるようです。
私たちは、還元率が高い特産品を探してその自治体に寄附しようと思うことが多いですが、その裏に隠されている地方自治体や特産品を一生懸命頑張って作ってくれている方々の純粋な想いを私たちはもっと大切にしていかなければいけないのではないかと思いました。
寄附すると同時に「応援しています!」という気持ちを伝えるふるさと納税者がもっともっとたくさん増えればいいなぁと願っています。
岡山県 吉備中央町
岡山県吉備中央町のふるさと納税は、他の自治体と少し違って、米作り農家応援事業と22世紀の理想郷(ふるさと)づくり事業の2つに分かれていて、米作り農家応援事業に寄附した人限定でお米がもらえます。
10,000円の寄附で吉備中央町産コシヒカリのお米20kg、30,000円の寄附で吉備中央町産コシヒカリのお米60kg。
発送は10月からになります。
お米20kgというと長野県の阿南町がすっかり有名になってしまったので、岡山県吉備中央町は知る人ぞ知る穴場的自治体。